センターの研修等

不登校対策講座(後期)

 10月3日(木)、「不登校対策講座(後期)」が実施されました。初任者研修、新規採用養護教諭研修、経験者研修Ⅱを兼ねて118名が参加し、一日研修が行われました。

 講師を務めてくださったのは、8月に実施された不登校対策講座(前期)でもお世話になりました、FR教育臨床研究所 所長 花輪敏男 様です。

 8月の前期で学んだ「FR式不登校対策チャート(基礎編)」をベースに、今回はその応用編を学びました。会場の声を拾い、質問にきめ細やかに対応いただきながら理論的な研修が進んでいきました。

 インシデントプロセスによるケーススタディーでは、校種や所属校が偏らないようなグループを編成するとともに、グループごとに想定ケースへの対応策を生み出していきました。自分が担当だったらどう取り組むかという視点で考え、実践力を高めました。

 スモールステップを確実に、丁寧に踏むにあたっての様々な配慮点について学ぶことができました。増加傾向にある不登校の現状に真摯に向き合い、対策を講じることの重要性を痛感した研修となりました。

初任者研修(授業研修③)

 9月19日(木)、教職員研修室にて、初任者研修(授業研修③)が行われました。今回は主に、教科指導以外の様々な内容について学びました。

 はじめに、「授業におけるICT活用」についての講義・演習がありました。研修者の声をチャットで吸い上げながら、研修者の実態や要望に可能な範囲で応えながら進められました。

 次に、「放射線等に関する授業の進め方」について講義・演習がありました。実験を取り入れ、福島で学ぶ児童生徒のための内容を学びました。

 午後は、「道徳科の授業の実際」ついての講義・演習がありました。模擬授業を行い、道徳の授業に必要なことや相応しくないことについて、研修者が見て、考えて、学びとることができました。

 続いて、「総合的な学習の時間の進め方」ついての講義・演習がありました。講義での理論をもとに、架空の地方都市『どうね町』から探求課題を見付け、単元を見通す計画を立てる実践的な演習を行いました。

 最後に総復習として、この日に学んだことを振り返り、自分の課題や今後生かせそうなことについてまとめていきました。

 2学期の研究授業が本格化する時期でもあり、研修者は意欲的に研修に臨んでいました。初任者研修も折り返しを迎えます。実りの秋に向けて、この日の学びを自分なりに吸収し、目の前の児童生徒の実態に合わせて還元できることを願っています。

カリキュラム・マネジメント講座(ミドルリーダー養成研修)

 9月13日の金曜日に、総合教育センターにおいて、カリキュラム・マネジメント講座を実施しました。受講者は学校運営の中核を担うミドルリーダーの先生方です。

 前半は講義「カリキュラム・マネジメント概論」を行いました。学校の教育目標の実現、そして、子供たちの一人一人の成長のために、教育活動の地図となる教育課程をいかに具現化していくか、そのための人的・物的資源をどう活かすか、評価・改善のプロセスをどのように構築していくか、その基本的な考え方について理解を深めました。

 後半は講義・演習「カリキュラム・マネジメントの実際」を行いました。グループごとに学校名を決め、同じ学校の職員として「総合的な学習の時間を核としたカリキュラム・マネジメント」を単元配列表を用いて行いました。

 参加された先生方は、各学校の中核として既にカリキュラム・マネジメントに参画されていることを、本講座を通して自覚されたと思われます。それぞれのお立場で、さらに広い視野で率先して学校運営に携わることを期待いたします。

道徳教育推進教師研修

 8月29日(木)、総合教育センター教職員研修室において、道徳教育推進教師研修が行われました。

 講師として、福島県義務教育課指導主事 江花洋介先生をお招きし、道徳教育推進教師の役割や実践方法などについて、具体的に、わかりやすく講義いただきました。

 道徳教育推進教師の個人の強みを生かし、全員で道徳教育を推進していくことを忘れず、これからの道徳教育の推進に努めていただきたいと思います。

授業実践講座(小学校 理科)

 8月22日(木)、総合教育センター教職員研修室において、授業実践講座(小学校 理科)が行われました。

 昨年に引き続き、福島大学 准教授 鳴川哲也先生をお招きし、理科の特性やICTの活用について、ご講義いただきました。

 特に、ICTの活用については、教科の特性に合わせた活用方法について、実践例を用いてわかりやすく説明していただきました。

 本研修で学んだことを、2学期からの授業に役立てていきたいと思います。