カテゴリ:専門研修

授業深化講座〈小学校:算数〉

 1月21日(火)に、小名浜第三小学校を会場として「授業深化講座〈小学校:算数〉」を行いました。

 筑波大学附属小学校の青山尚司先生を講師としてお招きしました。5年生を対象に「割合」の授業を行っていただきました。日常生活から問題を見いだすこと、子どもの声をよく聞くこと、子ども同士のつながりを大切にすること、子どもの言葉に問い返し、数学的な見方・考え方を価値付けていくことなど、授業の中で大切にしたいことをたくさん拝見することができました。

 後半には「『主体的・対話的で深い学び』の視点からの授業改善」と題して、算数教育で大切にしたいことについて話していただきました。子どもが見方・考え方を働かせるために?協働的な学びの価値と教師の役割は?など、子どもたちに身に付けさせたい力を明らかにしながら、教師の関わり方について丁寧に説明をしていただきました。

 研修者からは「青山先生の授業を参観した後に講話で考えを聞くことで一つ一つの声掛けや働きかけの意図が改めて理解できました。とても有意義な研修をありがとうございました」「大変勉強になる研修でした。今後の教材研究や学級経営に役立てていきます」といった感想が寄せられ、充実した研修であったことがうかがえます。

授業深化講座〈中学校:数学〉

 12月6日(金)に錦中学校を会場として、授業深化講座〈中学校:数学〉が実施されました。

 今回は、筑波大学附属中学校 近藤俊男先生を講師としてお迎えし、1年生に対して図形領域の授業を行っていただきました。子どもたちとゆっくりと既習内容を確認していく様子や子どもたちの声をじっくり聞く大切さ、板書の取り方など、細部にわたり工夫が感じられ、研修者にとって大変勉強になった授業参観になったと思います。

 後半は、近藤先生に「主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善」として、講義をいただきました。子どもたちが深く考えることができるように、教材研究をすること、身近な事象を教材化すること、子どもの声をよく聞いて授業を展開することなどをご教授いただきました。

 今回の研修を受け、いわきの子どもたちのためにできること考え、実践できる教師集団を作っていきたいものです。

保幼小連携講座

 10月30日(水)に、小学校教員7名、幼稚園教員12名、保育所職員19名が教職員研修室に集まり、福島大学教授 宗形 潤子先生を講師として、保幼小連携講座が行われました。

 前半は「幼保小接続に関わって」と題して、小学校で求められている学びの姿や幼児教育の実態、子どもの権利、架け橋プログラムの理念と推進の仕方について、国の資料や宗形先生が実際に関わっている幼稚園・小学校の取組みを基に、研修者で共有をしました。

 後半は「秋の自然物を使った遊び」をテーマに、「各学校園で、どのような活動をしているのか」「そのときの子どもたちの様子はどうだったか」を伝え合いました。その上で、活動を行っている際に「教師(保育者)として大事にしていることは?」と、日頃の自分の教育活動を振り返る時間を設けました。

 振り返りの中では「子どもたちが自分のやりたい遊びを充実させられるようにしていきたい」「まずは年長児クラスだけでも小学校に行って交流ができたらいいなと感じました」という考えが出されるとともに、小学校と幼稚園・保育所が同じ視点で(目指す子どもの姿を共有して)教育活動を行っていくことの大切さを実感していることが窺えました。

学校組織マネジメント講座

10月15日(火)総合教育センターにおいて、専門研修 学校組織マネジメント講座を実施しました。

 大熊町立学び舎ゆめの森 校長・園長の南郷市兵先生を講師にお招きし、ゆめの森での実践例をもとに、未来の子どもたちのために、どのようにマネジメントすればよいのか。自校の目標を達成するためには、みんなで取り組まなければならない、学校を良い方向に変えるためには、ルール(理論)、ツール(方法)、ロール(役割)が必要であることなと、多くのことを学ぶことができました。

 また、後半の協議・演習では、先生方と改題や方策について議論をすることができ、課題について多面的に見ることができました。

 子どもたちのために、本日学んだことを各学校で実践していきたいと思います。

授業実践実践講座(小中学校:道徳)

 9月30日(月)、総合教育センターにおいて、専門研修 授業実践講座(小中学校:道徳)が行われました。

 始めに、総合教育センター指導主事より道徳の授業設計について、特に「道徳的諸価値の理解とは」、「考え、議論する道徳とは」について、協議等を行いました。

 続いて、学校教育課指導主事より、「考え、議論する道徳」についての実践発表が行われました。タブレットのチャット機能を活用した講義となり、これからの授業に役立つ内容でした。

 最後に、グループで、道徳の授業においての困難なポイントや改善点について話し合いを行いました。

 ICTの活用など、これからの授業に役立てていきたいと思います。