センターの研修等

授業力向上講座Ⅱ(小中体育)

 11月7日(木)に授業力向上講座Ⅱ(小中体育・保健体育)が平体育館で行われました。筑波大学附属小学校の眞榮里 耕太先生をお呼びして、「教科の特性を生かした授業の展開」と題してご講義いただきました。

 

 内容は大きく分けて、「ネット型ゲームの授業づくりについて」と「長なわとびの授業づくりについて」を行いました。
 

 その中で眞榮里先生は、2対1のアタックゲームでAチームとBチームの得点を合計することにより、勝敗の行方を最後まで分からなくする工夫や、4人対4人のアタックゲームで、すべての子が無理なく取り組め、場合によってはルールを発展させていく工夫、長なわ跳びでグループの最高得点やクラスの合計点など、子ども達が意欲的になる記録の取り方の工夫、長なわ跳びにおけるいろいろな飛び方を楽しむ工夫など、多くの子が楽しみながら技能を身につけ、運動能力の向上を図ることができる工夫をたくさん示していただきました。


先生方も歓声を上げながら、楽しく授業づくりについて学ぶことができました。


 

 参加された先生からは、「使うボールの選び方や、運動との出会わせ方など、少しの工夫で改善できる所が体育の面白さであり、魅力であると改めて感じた。」「単元を通して子どもに「どのような力を身につけさせたいのか」によって、ルールや動きなどの工夫を入れて授業づくりをしていきたいと思う。」「体育の授業では、運動が苦手な生徒でも楽しめるような工夫をしていくことが大事であると改めて実感することができた。」「自分の担任する学年の発達段階にあわせ、全員が楽しみながら技能や運動量を確保できるように実践していきたい。」などの感想が見られました。

 

 ぜひ今回学んだことを、学校の実情に合わせてアレンジしていただき、子ども達が楽しみながら、技能を身につけられるような実践をしていただければと思います。

初任研 他校種参観研修

 10月31日、好間第一小学校と好間中学校を会場に、初任者研修「他校種参観研修」が行われました。研修名の通り、初任の先生方が自身の校種とは異なる学校を参観し、研修しました。

 

こちらは好間一小での様子です。教頭先生からの講話、校内の様子の参観、国語の授業参観を経て、協議を行いました。

 

続いて好間中学校での様子です。数学の授業を参観したり、生徒たちの様子を参観したりした後、協議を行いました。

 

 新規栄養職員の先生と新規養護教諭の先生方もそれぞれ、先輩の先生方よりご講義をいただきました。新規の先生方は、熱心に質問をしながら自身の課題解決に取り組みました。

 研修の終わりには、両校の校長先生から初任者に向け、励ましのお言葉をいただきました。小中九年間の流れで子どもを見ることの大切さ、学びの継続性、それぞれの校種ならではの先生方の技の数々など多くのことを学んだ研修でした。

 台風・大雨の影響で大変な状況である中、研修にご協力くださった会場校の先生方、栄養教諭の先生方、本当にありがとうございました。

 まだまだ、大変な状況にある学校・先生方・子どもたちが市内に多いことでしょう。できることから少しずつ、子どもたちの笑顔のために進めていきましょう。 

 

 

「外国語活動担当研修(小学校)」

 10月29日(火)にいわき市文化センターで、で全小学校1名悉皆「外国語活動担当研修」が行われました。新学習指導要領における外国語教育の在り方について研修を深めました。

 講義・演習は①新学習指導要領に向けての外国語教育の在り方、②すぐに使える小技の習得!!、③TTとは?、④読むこと・書くことの指導の在り方について、⑤クラスルームイングリッシュとは?、⑥評価、⑦次年度に向けて、今からご準備を!の7つのラインナップで行いました。

 受講者からは、「小学校での外国語授業の在り方について非常に分かりやすく伝えていただき、今後どのような実践を行っていくべきかがよく分かった」「実際の授業の場面の動画や実際に話すスクリプトが非常に勉強になった」「特に②すぐに使える小技の習得!では授業に活用できるアイデアをたくさん紹介していただいて大変ありがたかった」などの感想が寄せられました。

 講義をさせてただきながら、小学校の先生方が熱意をもって参加されている姿に胸が熱くなりました。ぜひ各小学校におきまして、伝達講習をしていただき、今から新学習指導要領の実施に向けて、ご準備いただければと思います。本日はお忙しい中、ご参加くださいまして本当にありがとうございました。

 

 

 

不登校対策講座

 10月17日(木)に、市文化センターにおいて不登校対策講座を実施しました。96名の先生方が参加されました。

 講師として、中京大学現代社会学部教授・浜松医科大学子どものこころの発達研究センター客員教授 辻井正次先生 をお招きし「不登校児童生徒の理解とその対応~不登校を未然に防止するために~」の題で、講義・演習を行っていただきました。辻井先生には「アドバイスシート」でも、福島の子どもたちのためにご尽力いただいています。

 

 辻井先生には豊富な臨床例に基づき、不登校の要因、問題行動の発生メカニズム、そして不登校の未然防止対策について具体的にご指導いただきました。先生の問いかけにテーブル毎に話し合う時間も多く取っていただき、あっという間の研修でした。

 受講者からは「不登校の未然防止として、わかった・できた、と感じられる授業づくりに努めたい」「友だちづくりのサポートをし、居場所づくりを工夫したい」「子どものできたところを認め、心を元気にしていきたい」等の感想が寄せられました。

 

 今回の研修を生かし、不登校の未然防止対策を進めていただきたいと思います。

初任者研修 授業研修③

キンモクセイが香る10月3日、初任者研修「授業研修③」が行われました。この日は、4つの講義がありました。

午前中は「特別活動の進め方と学級経営の工夫」と「総合的な学習の進め方」です。特活を学級経営に生かすための視点や、思考ツールを取り入れた探求活動・話し合いの手法などを学びました。

  

午後のはじめは「放射線教育」です。市放射線管理センターの方をお招きし、実験を行いながら放射線教育のねらいを確認しました。

 

放射線管理センターの講師の方々、ありがとうございました。

次は「道徳の授業の実際」です。導入や発問、子どもの考えを表出させるための方法などを、グループ演習形式で考えました。まとめでは、道徳科での授業と評価について学びました。最後には、採用半年が過ぎた先生方に向けて、センター所長からの訓示がありました。

 

令和元年度後半が始まりました。学校では、文化祭や学習発表会などの秋の行事等に向け、忙しくされていることでしょう。子どもたちの笑顔・達成感のために、初任の先生も、経験ある先生も一丸となって力を発揮していってください。