センターの研修等

授業力向上講座Ⅱ 小学校外国語

 7月30日(火)にいわき市文化センターにて、「授業力向上講座Ⅱ 小学校外国語」が実施されました。本研修は、英語教育推進リーダーでもある小名浜東小学校の一ノ瀬 由美先生を講師にお迎えして、行いました。歌い方の指導法、文字の指導法、ゲームを通しての過去形を用いた文の作成の仕方などたくさんの手法を学ばせていただきました。

 研修者からは、「2学期から自分自身の力で授業を進めることができるように実践してみたいと思いました」「アクティビティをたっぷり盛り込んだ楽しい講座だった。すぐに授業に取り入れ、活かすことのできる例ばかりで大変有意義だった」「授業の進め方や授業の中で使える教室英語の表現が分かった」などの感想が寄せられました。

 2学期に、学校ですぐに使える有効な手法がたくさん学べた有意義な研修だったと思います。ぜひ、研修者のみなさんには、学校に戻りましたら、お近くの先生方と本研修で学んだことを演習していただき、学校での外国語の授業に大いに役立てていただきたいと思います。一ノ瀬先生、お忙しい中、本日は本当にありがとうございました。

 

授業改善講座

  7月29日(月)は授業改善講座を実施しました。

 筑波大学人間系教授 藤田晃之先生を講師として、「主体的・対話的で深い学びの実現に向けて-キャリア教育との関連に焦点を当てて」の題で講義、演習を進めていただきました。 

  新学習指導要領におけるキャリア教育推進の重要性において、具体的にご指導いただきました。また、PDCAサイクルの確立や体系的・系統的な指導について、演習に取り組むことで、具体的な授業場面をイメージして授業改善につなげることができました。

 研修者からは「授業の在り方そのものを学ぶことができた」「キャリア教育が全ての教育活動とつながっていることがよく分かった」「目の前の子どもたちに単元を通してどのような力をつけさせたいのか、実態を把握した上で考え、授業を組み立てていきたい」「教育活動一つ一つに意味があり、先を見通した指導を意識し、取り組んでいきたい」「子どもたちが、将来と今の授業の関係に気づかせる機会を増やしていけるようにしたい」等の感想が寄せられました。

 

  全教育活動をとおしてキャリア教育に取り組むことで、子どもたちの学びを深めていくよう、実践していきましょう。藤田晃之先生、ご指導ありがとうございました。

経験者研修Ⅱ 教科研修①

 7月26日(金)は、経験者研修Ⅱ教科研修①<教材研究>の研修を実施しました。20名の研修者と、10名の教科指導員の先生が参加されました。

 午前中は、総合教育センター指導主事が「授業設計の基本」「道徳の授業の充実について」「特別活動の指導の充実について」の研修を実施しました。

 午後は小中学校・教科毎に分かれ「各教科における教材研究の進め方」の研修に取り組みました。

  

 本日の研修を基に、8月は模擬授業を実施します。2学期の授業に役立てるように、研修を深めていただきたいと思います。

校長実務研修③教頭実務研修②

7月26日(金)は、「校長実務研修③」「教頭実務研修②」を実施しました。
 まずはじめに、いわき市消費生活センターコーディネーター柳沼様より「消費生活と管理職の役割」についてご講義をいただきました。児童生徒を取り巻く消費する際のトラブルやインターネットに関わるトラブルなど具体的にご説明いただきました。体系的に消費者教育を推進してくことについて学ぶことができました。

 続いて、総合教育センター黒津指導主事が「新学習指導要領実施に向けた管理職の役割(道徳科)」について、講義・演習を行いました。特に、道徳科の評価について、実際に通知表の所見例を校正する演習を通しながら学ぶことができました。

 

 午後は、チームスキル研究所所長 田中 信 先生を講師として「組織マネジメントと上管理職の役割」として、ご講義をいただきました。個人の特性を活かし、どう人材育成を図っていくか、学びの多い演習となりました。また、最新のマネジメント理論について、企業に関わっているご経験から貴重なお話を伺うことができました。

田中先生、本当にありがとうございました。

キラキラ 学校教育相談講座

      

   7月24日(水)は学校教育相談講座を実施しました。この講座のねらいは、学校教育相談の基本的な知識の習得や指導実践等を通して、学校組織体制の確立を図り、児童生徒理解や望ましい対応等についての研修を深め、より一層の指導力向上を図ることです。今回は、免許更新講習受講の先生を含め、約70名の参加がありました。

 午前中は「学校教育相談の進め方と生かし方」について、総合教育センター教育支援室指導主事が講義・演習を行いました。教育相談の基礎的な内容について理解を深め、後半はブリーフミーティング(短期療法)等の演習に取り組みました。
 午後は、「教育相談・生徒指導を生かした児童生徒理解」について、日本教育カウンセラー協会理事藤川章先生による講義・演習を行いました。現場での豊富な経験とデータに基づく藤川先生の講義に、頷きながらメモを取る先生方の姿が見られました。また、生徒と生徒、生徒と教師、そして保護者をつなぐ構成的グループエンカウンターの演習では、受講者である先生方も笑顔になり、体験的を通して「ルールがあるよさ」や「人間関係づくりに至るコミュニケーション」を学びました。
 藤川章先生、全国各地から要請がある中、いわきの先生方のためにご指導いただきありがとうございました。

【受講者の感想】

・30分間のブリーフミーティング(短期療法)は初めての研修だった。30分間という短い時間で取り組めるところに魅力を感じる。児童生徒に関する情報収集が大切であることが分かった。
・いじめを相談する相手の約80%が担任というデータを重く受け止め、相談されたときどう動くかということを日頃から頭に入れて指導していきたい。
・隣同士でわざと拒否的に話を聞く演習の時に、本当に寂しい思いがした。忙しさのあまり、どれだけ子どもたちの声に耳を傾けていただろうかと思った。
・ルールやリレーションの確立が大切であるという話が印象的だった。児童生徒が「ルールを守ることのよさ」を感じられるよう工夫したい。