2024年8月の記事一覧

道徳教育推進教師研修

 8月29日(木)、総合教育センター教職員研修室において、道徳教育推進教師研修が行われました。

 講師として、福島県義務教育課指導主事 江花洋介先生をお招きし、道徳教育推進教師の役割や実践方法などについて、具体的に、わかりやすく講義いただきました。

 道徳教育推進教師の個人の強みを生かし、全員で道徳教育を推進していくことを忘れず、これからの道徳教育の推進に努めていただきたいと思います。

授業実践講座(小学校 理科)

 8月22日(木)、総合教育センター教職員研修室において、授業実践講座(小学校 理科)が行われました。

 昨年に引き続き、福島大学 准教授 鳴川哲也先生をお招きし、理科の特性やICTの活用について、ご講義いただきました。

 特に、ICTの活用については、教科の特性に合わせた活用方法について、実践例を用いてわかりやすく説明していただきました。

 本研修で学んだことを、2学期からの授業に役立てていきたいと思います。

授業実践講座(中学校数学)

 8月19日(月)に授業実践講座(中学校数学)が行われました。

 いわき市立泉中学校の先生を講師として「教科等の特性を生かした授業の展開(実践を通して)」と題して、多くの実践発表をしていただきました。

 先生が福島県のコアティーチャーやイノベーション人材育成推進教員として実践されてきたことを具体的にお話をしていただきました。また、演習も多く取り入れ「教えがちになりそうな図形(作図)をどのように主体的に学ばせていくのか」というテーマで、研修者同士で話し合うこともできました。

 研修者からは「学力差のある学級において、子どもたちの関わりを大切にする我妻先生の指導力が素敵だと感じた」「自分の授業について振り返るいい機会となった」という感想があげられました。2学期からの生徒の関わりの在り方について、自己の教育観を見つめる先生方の姿が多く見られた研修となりました。

 

授業改善講座(中学校数学)

 8月19日(月)に授業改善講座(中学校数学)が行われました。

 前半は「教科の本質に迫る授業の設計」と題して、学校教育課指導主事より学習指導要領で求められる資質・能力についてやABCプランに基づく授業づくりについて研修を深めました。

 後半では、昨年度調査研究委員であったいわき市立藤間中学校の先生より実践発表をしていただきました。教材研究の視点や生徒への問いかけの在り方、生徒からの問いの引き出し方などについて、子どもたちの具体的な姿をもとに研修を深めることができました。

  研修者からは「どのようにすれば数学の本質に迫ることができるのかヒントを得ることができた」「生徒が取り組みやすく、考えやすい形で問題提示をすることの大切さを再確認した」といった感想が聞かれました。数学の本質を捉えるための教師の働きかけの大切さを実感することができた研修となりました。

授業実践講座(小学校:国語)

 8月8日(木)に授業実践講座(小学校:国語)を実施しました。福島大学附属小学校の髙橋正充先生を講師として「教科等の特性を活かした授業の展開(実践を通して)」をテーマに講義・演習を行いました。 

 講義では、学習指導要領に示される「主体的な学び」「対話的な学び」「深い学び」について具体的な説明があり、それぞれがどのような学びなのか、それぞれの学びで大切にしなければならない教師の働きかけは何かについて、改めて捉え直す機会となりました。

 演習では、教科書教材を用いて、講義で理解を深めた「主体的な学び」「対話的な学び」「深い学び」の3つの視点をもって教材研究を行いました。

 

 研修を通して、研修者は「授業という『仮の場』を少しでも『実の場』とつなげ、学んだことを実社会で使えるレベルにもっていくこと」「対話を戦略的に位置づけること」「指導言によって深い学びに誘うこと」など、多くのことを学びました。

授業改善講座(小学校:国語)

 8月8日(木)に授業改善講座(小学校:国語)を実施しました。

 前半は、福島県教育庁いわき教育事務所指導主事が、「教科の本質に迫る授業の設計」について講義を行いました。学習指導要領に示されている国語科の目標、内容の系統性、学習過程の明確化、「考えの形成」の重視について、改めて確認するとともに、教科書をどのように活用していくかということを確認しました。

 後半は、令和4・5年度の市の調査研究委員の郷ケ丘小学校の先生から、昨年度までの実践研究を発表いただくとともに、授業実践動画の導入場面、展開場面、終末場面を視聴し、どのように授業を設計していくかを学びました。

 授業を設計するにあたり、教材分析をどのように行っていくか、先生の日頃の実践をもとに、物語文を用いて教材分析の演習を行いました。

校長実務研修②

 8月7日(水)校長実務研修②を実施しました。本年度新設された武蔵野大学ウェルビーイング学部学科長の、秋山美紀教授においでいただき、「教職員のwell-beingの実現に向けて」と題して、ご講義いただきました。

 教員自身のウェルビーイングの向上と学校づくりについてくわしくお話をしていただきました。ポジティブ心理学の概念やウェルビーイング理論に基づいて具体的にお話をいただいたことで、明日からの学校づくりへ校長としてどう取り組んでいくべきかを改めて考える機会とすることができました。

 受講者からは、「『ケアをする人がまず元気に』という言葉が印象に残った」「セルフコンパッションについて共有していくことで、心理的安全性が保たれた職場にしていきたい」「先生の幸せが児童の幸せにつながることがわかった」「ウェルビーイングの考えは、校長だけでなく、他の教職員にも必要であると感じた」などの感想が寄せられました。

 

 秋山先生、本当にありがとうございました。ウェルビーイングの向上に向け、積極的に取り組んで参りたいと思います。 

初任者研修・新規採用養護教諭研修(カウンセリング研修)

 8月7日(水)、初任者と新規採用養護教諭対象にカウンセリング研修が行われました。

 はじめに、いわき市スクールカウンセラーより、「カウンセリングの基本と実際」についての講義がありました。スクールカウンセラーの業務や、スクールソーシャルワーカーとの違い、守秘義務等について学びました。

 案外難しいとされる「傾聴」については、話し役・聴き役・観察役を分担してロールプレイを行いました。

 次に、新規採用養護教諭がコンピュータ研修室に移動し、いわき市スクールカウンセラーより、「スクールカウンセラー(SC)との連携と実際」についての講義演習がありました。SCとの連携における保健室の役割など、実践に即した話を聞いたり、演習(コラージュ)を行ったりしました。

 初任者に対しては、教育支援室指導主事、室長が「カウンセリングマインドを生かした生徒指導」についての講義・演習を行いました。演習をとおしてカウンセリングマインドの理解を深めるとともに、生徒指導と教育相談のバランスの大切さなどを学びました。

 初年度の1学期を乗り越えた自信を胸に、2学期を見据えて課題意識を持ちながら研修に臨む初任者・新規採用養護教諭の姿がありました。知識や理論の上積みと、心身のリフレッシュを平行して行い、2学期のスタートがより楽しみになるような夏季休業期間を過ごしてほしいと願っています。

授業実践講座(中学校:理科)

 8月6日(火)に、体験型経済教育施設(エリム)において、授業実践講座(中学校:理科)が行われました。

 最初に、「教科の本質に迫る授業の設計」について、理科の見方・考え方とは何か、主体的・対話的な授業とは、どのように進めていけば良いのか、などについて講義・演習がありました。

 次に、平第三中学校の先生を講師に迎え、自作資料を用いた授業の実践について発表をしていただきました。西山先生に多くの実践事例や実際の資料を提示していただき、たいへん勉強になりました。

 最後に、自作資料や導入の工夫についてグループ協議を行い、研修内容を深めることができました。

 2学期からの授業に生かしていける、充実した研修となりました。

授業実践講座(小学校算数)

 8月6日(火)に授業実践講座(小学校算数)が行われました。

 福島大学附属小学校教諭三星祐輔先生を講師としてお迎えし、「教科等の特性を生かした授業の展開(実践を通して)」と題して、多くの実践発表をしていただきました。

 三星先生が研究され、実践されてきたことを具体的にお話をしていただきました。時には、研修者が子ども役になり実際の授業のような形式で研修を行い、頭と体の両方を使った研修となりました。

 研修者からは「子どもたちが『自己決定』する場面を意識して授業作りをしていきたい」「教材研究のやり方を具体的に教えていただいてよかった」「演習が多く子どもの気持ちになって研修を受講することができた」という感想があげられました。2学期からの授業づくりに対して意欲を高める先生方の姿が多く見られた研修となりました。

授業改善講座(小学校算数)

 8月6日(火)に授業改善講座(小学校算数)が行われました。

 前半は「教科の本質に迫る授業の設計」と題して、総合教育センター研修調査室長が講義を行いました。全国学力学習状況調査の結果も踏まえ、これから求められる資質・能力について研修を深めました。

 後半では、昨年度調査研究委員であったいわき市立平第五小学校の先生より実践発表をしていただきました。授業作りをする上で大切にしていること、実際の授業の様子など、子どもたちの具体的な姿をもとに研修を深めることができました。

 研修者からは「正解した子どもの考えだけで授業を進めてしまうことがあった。誤答を生かした授業作りをしていきたい」「算数の楽しさを子どもたちに伝えていきたい」といった感想が聞かれました。先生方自身が、算数の楽しさを実感することができた研修となりました。

教頭実務研修②、主幹教諭実務研修②

 8月5日(月)教頭実務研修②、主幹教諭実務研修②を実施いたしました。

 はじめに、神田外語大学客員教授の嶋﨑政男先生を講師として、ご講義いただきました。具体的な事例をもとに、わかりやすい講義、そして演習を行っていただきました。

 

 

  研修者からは、「ナレッジマネジメントの視点や『訊く』ということの具体的な効果について大変勉強になった」「豊富な事例からイメージがわきやすく、具体的な内容をもとに考えていくことができた」などの感想が寄せられました。

  

 後半には、教頭に対して、講義「学校管理・運営上の課題」を市教育委員会管理主事が行いました。また、主幹教諭に対して、「学校運営上の課題」を総合教育センター指導主事が行いました。 

 嶋﨑先生、いわき市においでいただき本当にありがとうございました。大変お世話になりました。

 研修を受けた皆さんは、本日の研修を2学期からの実務に活かしてほしいと思います。

授業実践講座(中学校:国語)

 8月5日(月)授業実践講座(中学校:国語)を実施しました。福島大学附属中学校の升山瑛美先生を講師として、「教科等の特性を活かした授業の展開(実践を通して)」の講義・演習を行いました。

 升山先生が現在研究されている「ロジックツリー」の理論をもとに、国語の授業の中で、説明的文章の学習を通して生徒にどのように論理的に考える力を育成させていくか、日頃の実践をご紹介いただきました。

 

 演習では、研修者がロジックツリーのエクササイズを実際に行い、ロジックツリーで文章構造を視覚化して把握していくことを実感していました。また、各学年に分かれて、実際にロジックツリーを用いての、教材分析を行いました。2学期からの説明的文章の有効的な手段として、その考え方を理解し、活用していきたいという感想が多くありました。

授業改善講座(中学校:国語)

 8月5日(月)に授業改善講座(中学校:国語)を実施しました。

 前半は国語科で学ぶこと、また、生徒自身が自分事として考え、対話につながる「問い」をテーマの講義を行いました。

 後半は令和4・5年度の市の調査研究委員であった、勿来第一中学校の先生に実践発表をしていただきました。授業実践の導入場面、展開場面、終末場面を動画視聴しました。

 発表をもとに「教師の働きかけ」や「生徒の姿」「教材」といった視点での協議を行いました。授業づくりの基礎・基本について考えを深めていました。

不登校対策講座(前期)

 8月2日(金)、「不登校対策講座(前期)」を実施ました。文化センター大ホールにて、122名が受講しました。講師として、FR教育臨床研究所長の花輪敏男先生をお招きしました。学校復帰を明確な目標として掲げ、不登校児童生徒や家庭へのアプローチの仕方を、スモールステップで示していただきました。

 受講者同士の意見交換の場面も適宜用い、受講者の日常の取り組みと花輪先生の理論を照らし合わせながら不登校対策について考えることができました。

 受講者の声も積極的に拾い上げ、ユーモアを交え、一日研修があっという間に感じられるような充実した内容でした。

 不登校対策講座は、今回の(前期)が基礎編、10月3日の(後期)が応用編と複数回位置付けられた研修です。今回参加した受講者の感想からも、後期の開催を楽しみにする声が多く聞かれました。不登校児童生徒が年々増加している状況に、本講座の内容を生かして取り組まれることを願っています。

授業実践講座(小中学校:特別活動)

 8月1日(木)「授業実践講座(小中学校:特別活動)を実施しました。学校法人八王子学園なかよし幼稚園長の清水弘美先生を講師としてお招きしました。

 子供が主役の特別活動を効果的に実践していくための多くの手立てを、実践例をもとにして理論的にお話いただきました。

 特活4K+1(子供が「感じる・考える・行動する・共有する」+教師の「環境作り」)のアイディアを生み出すグループワークを、演習として行いました。

 質問にも丁寧に答えていただきました。清水先生に、「答えられないことはない」のだそうです。

 特別活動は、特別な活動ではなく、「学び・生き方の基盤を作る活動」「全ての教師が取り組むべき活動」という話もいただきました。「行動すれば結果が出ます」という清水先生の言葉に背中を押され、2学期の実践に向けて意欲を高めていた受講者の姿が見られました。

授業づくり講座

 8月1日(木)文化センター大ホールにおいて、授業づくり講座が実施されました。講師には、明星小学校長 細水保宏先生をお招きし、『「主体的・対話的で、深い学び」を意識した授業づくりについて』をテーマに講義をいただきました。

 授業で大切なこと、授業力の鍛え方、授業づくりのポイントなどを、算数科の授業を例に、わかりやすく丁寧に説明していただきました。

 ステージに上がって実際に受講者が説明する場面もあり、大ホールの研修者が一体となって研修に取り組む姿が見られました。

研修で学んだことを2学期からの授業に役立てていきたいと思います。

カウンセリング講座

 7月31日(水)にカウンセリング講座を実施しました。いわき市こころの支援アドバイザーを講師として、「児童生徒の心に寄り添うカウンセリング」について講義・演習を行いました。

  講義ではカウンセリング理論について理解を深めました。また、演習では、カウンセリング時の話しやすい位置関係や、話の聞き方、応答の仕方などを学びました。

 さらに、エゴグラムを実施し、自身の考え方・話し方の傾向を知る体験をしました。聞き手の考え方・発言の傾向も人それぞれであるということを踏まえた上で、「自分は相談者にどのような関わり方をしていけばよいのか」ということについて考えを深める研修となりました。

 児童生徒は自己実現に向けて、様々なことに取り組んでいます。その過程の中で学校内外で少なからず悩みや不安、ストレスを抱えています。本研修を生かし、児童生徒の悩みや不安をキャッチし、教育相談の等を通して、前向きに解消できるよう支援していきたいと思います。