センターの研修等

初任者研修〈授業研修③〉

 10月20日(木)に初任者研修〈授業研修③〉が行われました。

 午前の講義・演習では、「授業におけるICT活用」「総合的な学習の時間の進め方」を行いました。研修者からは、「実際にデジタル付箋を使ってみておもしろかった。授業でも使ってみたい」「これからももっとICT機器を文房具のように普段使いできるようにしていきたい」「どのような力を身に付けさせたいかを明確にして、総合的な学習の時間の単元を作る大切さを学んだ」という感想が挙げられました。

 午後の講義・演習では、「放射線等に関する授業の進め方」「道徳化の授業の実際」「実践上の課題の整理」を行いました。研修者からは「実際に放射線測定器を使ってみて、どのように放射線の授業に生かすかがイメージしやすくなった」「子どもたちが考え、議論する道徳を目指して、深い教材研究をしていきたい」「半年の教員生活を振り返り、少しずつ成長することができているのかな?これからも目の前の子どもたちのために研鑽を重ねていきたい」という感想が挙げられました。

 初任者研修も半年が過ぎました。一歩ずつ成長を続ける初任者に心強さを感じます。センター所員一同、初任者がさらにパワーアップできるよう精一杯フォローを続けていきたいと思います。

ICT活用講座 ①中学校 ②小学校

 10月4日(火)と5日(水)に、中学校と小学校に分かれ、ICT活用講座①②を行いました。ベネッセコーポレーションの方を講師に招き、授業支援ツールである「ミライシード」を授業の中でどのように活用していくか、具体的な授業を想定し、研修者、講師、指導主事とで話し合いながら授業づくりを行い、実践的に学びを深めました。

 参加した先生方からは、「本日作ったオクリンクの活用した指導案を早速実践します」「じっくりとICT活用を意識した授業を考えることができる研修は非常に貴重であり、ありがたい」「実際に自分の授業で、どのように活用できるかを考えることができた」「じっくり教材研究をする時間がなかなか取れない中で、このような演習の機会を得ることができ、参加してよかった」などの感想が寄せられました。

 授業の中でICTを活用することは、今後、ますます重要になってきます。ICTを使うことが目的にならないように、子どもたちの学びを深めるツールとして活用できるように、授業実践を進めていきましょう。

発達障がい教育講座(後期)

 10月6日(木)にFR教育臨床研究所所長 花輪 敏男先生を講師にお迎えし、発達障がい教育講座(後期)を実施しました。

 研修参加者は、8月の発達障がい教育講座(前期)で、花輪先生から不登校対策の具体的な手立てを学びましたが、今回の講座では、さらに事例を基に、不登校の児童生徒はどのような悩みや不安を持っているのか、学校としてどのような手立てをとることができるかなどについて演習を進めました。

 事例検討の中で、児童生徒の情報をしっかりと把握することの大切さについてお話しいただきました。事例に対してより児童生徒理解をするために、たくさんの質問をする研修者の姿が見られました。中には、3,4つと質問を繰り返す研修者もおり、高い研修意欲を感じました。

 いわき市の子どもたちのためには、個の力ではなく、学校や関係機関、保護者や地域など、チームの力が大切であるということを、今回の研修は、改めて気づかせてくれました。

学校司書研修⑥

10月7日(金)に学校司書研修⑥を行いました。

学校図書館の機能(読書センター、学習センター、情報センター)を充実するため、学校司書としてできることを考え、集約しました。

 学校司書として共通理解しておくことは何か、授業支援で役立つことは何か、適切なウェブサイトなどはないか、他市町村の例はないかなどの情報を集めました。事前にアンケートをとったグループや、他市町村のホームページをチェックするグループなどがありました。次回はまとめの作業に入ります。

初任者研修〈他校種参観②〉

 9月29日(木)に中央台北小学校を会場として、初任者研修〈他校種参観②〉を実施しました。研修者は中学校初任者になります。

 他校種参観①同様に、授業参観をしました。中学校の授業との違いや共通点などを意識しながら参観しました。

 授業参観後は、それぞれ感じた「共通点」「違い」「その他」について話し合いました。子どもたちの興味を引きつけるような導入の工夫や発問の在り方、また、子どもたちの表現の時間や場の確保の大切さについて改めて確認することができました。 

 最後には、校長先生からご講話いただきました。グランドデザインを元に、どのような教育活動を展開していくのかを問い直し続ける大切さについてご講話いただき、初任者にとって大変有意義な研修となりました。